私は、2023年10月30と31日に日本の東京で「国際ウイグルフォーラム:各国国会議員間の国際会議」を開催することを発表できて嬉しく思います。日本はウイグル人の強い味方であり、アジア太平洋地域において、ウイグル人や他のチュルク系民族に対する進行中の残虐行為を公に非難し、認めた最初の国でもあります。
東トルキスタン、中央アジア、東南アジアの安全保障環境がますます複雑化する中で、世界ウイグル会議を代表して、国会議員、学者や市民社会代表、ウイグル人のリーダー、証言者、強制収容所の生還者、世界中に離散したウイグル人活動家を含む、世界各国からのゲストをお迎えし、ウイグル人や他のチュルク系民族に対する進行中のジェノサイドを終わらせるべくより具体的な行動を取るために協力して取り組むことを嬉しく思います。
東京で開催される国際ウイグルフォーラムは、政治的支援を活性化するための世界的な取り組み強化の成果となるでしょう。ウイグル人に対する残虐行為に関する数年間に及ぶ情報収集をもって、英国に設置された独立調査委員会「ウイグル特別法廷」が2021年にジェノサイド判決を下したのに続き、2022年には国連のウイグルに関する報告書が発表されました。同時に、ますます多くのNGOが、世界を巻込むグローバルサプライチェーンにおけるウイグル人強制労働の高いリスクへの懸念を強めており、この問題は今年日本で開催されたG7首脳会議の優先課題にもなりました。
今は、わが民族の歴史において重要な時期です。証拠評価プロセスが終わりに近づき、国連が祖国で発生している残虐な犯罪を裏付けた今、私たちは既存の連携を再評価し、さらに拡大する必要があります。私たちは自分自身に問いかけます:
・正義と責任追及のためにまだ十分に尽くされていない手段は何だろう?
・残虐行為と戦う上で、国連システムが私たちをどのようにサポートできるのでしょうか?
・EUや他の政府は、これらの残虐行為に対してどのような行動を取ることができるのでしょうか?
・市民社会の役割をどうやって強化できるのでしょうか?
・世界各国の国会で何ができるでしょうか?
・どのような新しい連携の形成ができるのでしょうか。
これらの質問は、東京で開催される国際ウイグルフォーラム2023の中心となります。ウイグルジェノサイドを終わらせるために最前線で活躍する有力な国会議員、ウイグル人のリーダー、学者、NGO代表らを集めることで、新しいパートナーを私たちの輪に招き入れるだけでなく、何百万人ものウイグル人の苦しみを和らげる力を持つ新たな道筋とパートナーシップを構築したいと考えています。
わが民族は、もう待ちきれません。 世界ウイグル会議 総裁 ドルクン・エイサ